しるす

素人の創作論など目も当てられないかもしれない。私なんかの話など役に立たないかもしれない。そんなこともあらないかもしれない。かも知れないが多いかもしれない。
数年に一度くらいしか本が出せない寡作で遅筆なわたくしではあるけれど、それだからこそ、ひとつひとつの作品に思い入れがあり、それらについて振り返る意味も含めて読み返し、ここ、日記に、あれやこれやと書いてみたいと考えている。それはとりもなおさず、自分自身をかえりみることになると思うのだ。回顧する懐古。懐古趣味というわけでも、過去に固執するわけでもないが……次に進む前に必要な作業であるような気が、私には、している。

とくに『牛男』は、いつか自叙伝でなく実体験をフィクションに落とし込むことをしようと思っていたから、力を入れたものでもあるし、だからなおさら、これで終わりではいけないような気がしている。

牛男は最初、note上のハッシュタグ企画で口紅にまつわる話というのがあった(小説でなくてもよかった)。そのときに数百文字書いた。そのあとでアンソロジー用に千文字ていどになるよう書き足した。さらにそれを一万文字になるようリライトしウェブ上にあげた。それからまた構成をすっかり変えて、エピソードや、本筋に関わるところなども書き足したり直したりした。

ところでこれは校正を頼んだのだが、大八車をイメージしてるのなら「押す」でなく「引く」だとの指摘はとてもありがたかった。校閲とか編集レベルのことだろうか。ものを知らないとできない仕事だなとつくづく。

牛男については、ネタバレになるけれども、まあ、そこまで話題作でもないし興を削ぐほどのものでもないし問題なかろうと思うので、あとでまた、じっくり書いていきたい。

  ◇

一年以上前に、移転前のブログに書き散らかした詩みたいなものも『渦』に収録した。書き直しはしたけれど、あまり勉強はせず、自由に、心の奥底から出てくるままに書いたものだった。

書き下ろしのものもある。それらはおもに、「ある程度ボリュームのあるものを書けるようになりたい」と思い「一万文字くらいのものを」と考え、試行錯誤し、リライトしたり構成を入れ替えたり矛盾点を直したりしたもの。

そして『渦』という、一冊の本にまとめるにあたって、ちょっとした仕掛けを施した。

ほんの少しずつ、作品と作品が、関わっているということ。そういうのはまあ、珍しくないけれど……、やってみたかったので、やってみた。

これからの指針と方向性を具体的にイメージするために少し書いてみたけれど、どうだろう。もっと腰を据えてしっかりじっくり考えながら書きたい気もする。気もするが多い気もする。

なにか思うことがあったらまた書きたいと思う。

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