夢、記憶、感情

むかしの職場のひとたちが夢に出てきた。目が覚めて、さみしくなった。涙が出てきた。久しぶりに感傷的になった。泣くと疲れる。

15歳、栃木県宇都宮市にある「月山」というお店。住み込みで働いた。

22歳、辞めた。

その時期、人格形成に影響するかどうかわからないけどちょっと微妙なその時期。

自分を見てくれていたひと、その存在。きっと自分には大きかった。大きな存在であった。今の自分に繋がるほどの大きさであった。

彼らは笑いかけてくれた。真剣に向き合ってくれていた。

記憶のなかの彼らは、あの頃のままで、それは「自分のなかのあの人たち」であって、「現実のあの人たち」ではない。彼らにいま、会ったとしても、関係性が変わってしまった今、あの頃とは決定的、絶対的に違ってしまう。あの場所へ行ったとしても、懐かしさを覚えたり感傷的になることは、できないのだ。故郷へ帰ったときにも、自分のなかの「あの場所」とは、なにかが違っていた。「おまえなんか最初からいなかった」とでも言われているような、そんな気分になったのだった。

「あの人たち」にはもう二度と出会えないし、「あの場所」へはもう二度と帰れないのだと、そう思った。

 

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「夢、記憶、感情」への2件のフィードバック

  1. 今日たまたま、
    食べログの北千住本店に
    知り合いがレビューを書いたのを読んで
    どういう訳かここにたどり着きました。
    ゆきなさんが出ていた頃、
    丁度自分も人生で一番忙しい時期で
    オレも何とかやり過ごそうと
    随分励まされました。

    いいね: 1人

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